全米選手権2003レポート Wild Shot
ホームに戻る
全米選手権2003 NBRSA パート1 無差別クラス 2003/10/23
湖東教授の希望で何やら大袈裟な全米選手権の参戦を報告します。
なんやかんやと10日間(競技は6日間そして往復、練習調整)の競技なので仕事を持っている者には中々時間が取れません。仕事がないのであれば別ですが現実にはそうは行きません。モーターホームのリタイヤー・ジプシーならともかく・・・・スキップとか・・・彼にとっては射撃が仕事・・・
今回の競技は雪が降らなかっただけであとは強い風、小さな竜巻、雨、ミラージュとほぼ全部そろってました。第1日は恒例の無差別の100ヤードでスタート・・・10発グループを合計8グループ撃ちます。コンデションは変化のある面白いものでした。・・・私は7グループまでの平均が.230で3位でしたかね。ところが最後のグループで速射中1発外しの.412を撃って100ヤードはアグリゲイトで9位に落ちました。100のアグリゲイトは.2652だったかな・・・・翌日は200でやはり8グループ撃ちました。200の順位は.3262で27位でしたかね・・・このステージも練習をまったくしないという不真面目さがたたったのか1発、2発外しで泣きました。結局、無差別100&200のグランドアグリゲイトは.2958で14位でした。なんとかパッチがもらえるトップ20(ボーイスカウトみたいですが)は果たしました。200ではチャールス・ハッカバが.2096のセーカイ・・・・世界記録撃って・・・それが大きな助けとなって彼は無差別100&200の総合.2394で優勝しました。自分のこれまでの世界記録を更新した・・・あのコンデションで・・・信じられないですね。
無差別はマシンだけの対決に見えますがコンデションがあるのでプラスドライバーが良くないと無用の長物、この数年私は無差別にはTascoの60x10-50をつかってます。このスコープはバーミントクラスには重量の関係でとても使えません。明るいスコープで50倍にセットすると朝方でも微妙なミラージュの動きが判ります。射撃中は25倍にセットしスコープ内でいくつかのウインドフラッグの動きを見ながらという射撃もできます。だたこのスコープ、倍率をかえるとクロスヘアのポイントも若干変化します。これさえ注意すれば便利なスコープです。フィニックスはコンデションの影響もあって評判悪く参加者は少なかったです。しかしながらトップは大方揃っているので数が少ないから優勝のチャンスはおおきいというものでもありません。
今回は1週間前、スポンサーであるシーレンの新しいバレルを取りつけ競技の前日、現地でチユーンアップしました。フニックスは133はよくないということは周知のとうり、8208の世界・・・私は8208が既にそこを突き店頭にもなく・・・大量にもっている133使いました。今回は気温の変化が激しくみんな調整に苦労していました。私は27.2grsのライトロードで100を撃ち200では気温が低いこともあり29.3grsに増加・・・大半が何に苦労したかというとバーテイカル・グループすなわちグループが垂直のパターンになることです。
バレルの波動サイクルの変化からきたもの・・・これから抜け出すためにはパウダー量を増すか減らすかです。気温が低い場合は増加させる方が得策です。しかし常に例外は存在します・・・・・のでこのネタ鵜呑みにしてはいけません。次回は悲劇のスポーター、バーミント・クラスの話を報告します。
もうどんな天候であってもグランドで.200以下のアグリゲイトを撃たないと優勝圏内に入らないことは確かになってきました。レベルは上がりっぱなしです。