スランプ
数年後当たらなくなる?  
2003/9/3 Wildshot

スランプはトップレベルだろうとボトムだろうと必ずあります。ボトムの場合、スランプなのか好調なのか自分で知らないだけです(笑い)。かって凄いシユーターがスランプから抜けきれず歴史の中の1ページとなったということはかなりいます。20年前のトップ20のリストと今日のそれを比較したらいいです。顔ぶれは大きく変わっています。ですからユニースさんの不調も十分理解できます。

特に殿堂入りしてからまったく冴えないというのが多いです。目標を失いそれほど集中できなくなったということもあるでしよう。これは銃自体の問題より・・・今まできにもとめなかったコンデションに何かがあるとオーバー・エンジニアリング(考え過ぎ)となり怯える。そしてより小さなグループを撃とうとする焦りですね・・・逆に適正のコンデションが見えなくなり悪いコンデションでグループつくりをスタートしてしまうというのが%からみた一番大きな原因だと考えられます。バレルの命数が切れるとかもあるでしよう。しかしそれがあるとすればバレルの交換が異常に高価な日本の話しです。米国の場合、予備のバレルまたは完成ライフルを求めるのは実に簡単です。私でさえスペアのバレルは各ライフル3-4本ぐらい持ってます。ですから合計したら十何本ですね。時々整理はするんですが…あげたり・・・ボートの錨にするとか(笑い)・・・防犯用の金属バットの代用にするとか・・・・

私の射撃の調子が悪いのは己自身に問題があるのか銃、カートリッジが悪いのか原因がつかめないんで・・・あんたちょっとテストしてみてくんない?日本じゃ法律上こんなことできなかったはずですよね。アメリカじゃどうということはありません。これなんかトラブル・シユーテイング探求の最高の手段です。

米国の競技会に参加したら優勝などの夢は棚に上げ・・・・とにかく隣の標的を撃たない。いわゆるクロスファイヤーですね・・・そして5発必ず撃つ・・・コンデションをよく見る・・・以上に徹することです。以上は私自身も含めたBRシユーター全員に対する戒めでもあるんですが・・・・

ストックを保持するか?フルーリコイルとするか?

毎回、同じ要領で保持またはフリーリコイルとするのであれば…どちらの方法でもいい線いくはずです。これまで両方法による成功者を見てきてます。ただここにも統計からきた一般論があります。小さなグループを撃つならフリーリコイル、アグリゲイトで勝負するなら保持する方法ですね。注:軽く、または親指をストックに添えるだけとか・・・保持にもいろいろありますが・・・

要約すれば保持はデカイグループ、小さなグループを撃たない・・・という結論になります。BR競技の本筋はアグリゲイトで優勝することです。TB(Tony Boyer)は小さなグループは撃ちませんがデカイグループも撃ちません。これが彼を偉大なBRシユーターとしているわけです。

Good Shooting
Wildshot

知りすぎた? そして当たらなくなる?
2003 11/12

会員の皆さん
Wild Shotさんより、大変参考になるメールがきましたので投稿します。

知りすぎた? そして当たらなくなる?
The more I know, the worse I shoot?
I am relatively new to BR shooting, starting in 2000. From what I can remember, when I started out, I didn't have a fancy rest, or piles of equipment, but had a Remington Custom shop 40XBR in 6BR, and could sit down at the bench an just shoot little groups.

Thinking this was good, I began to read everything I could find on benchrest articles, books, PS magazine, including following this message board, to learn all I could to improve my shooting. This also included buying new rifles in 6PPC, new rests with windage tops, wind flags, and all the other state of the art equipment needed to shoot competetive benchrest. While all this was going on, instead of improving my shooting, it seemed to get worse.

Can some of you seasoned veterans out there describe if this sort of thing has happened to you, and what you did to start shooting better? Also, if you can recall ever getting into a slump in your shooting, what did you do in that situation. Is it a matter of just practice, practice practice, or did you make changes in equipment/barrels/bullets/etc., to get back on winning ways. Thanks in advance for the replies.

Wild Shotさんのコメント
NBRSAのBBSに最近、書きこまれた米国BRシユーターDaveさんからの質問です。人事(ひとごと)ではありません。これほとんどのシユーターがスタートから数年後、経験することです。前にも述べたように大半はこの時期、ベンチを辞めてしまいます。初心者時代に帰る・・・・あまり深刻に考えない・・・これも解決法の一つかも・・・この時期を越えたとき、初めて本物になります。TB(トニーボイヤー)の違いは卓越した素質をもち同時に凄い努力家であることです。判ったようなことを書いてますが・・私{Wildshot)ですか?この10年、BRは沈みっぱなしです。タイタニックみたいなもんです。

湖東の感想
蛇足ですが要約すれば
 2000年に6BR 40XBRを買いベンチをやったら小さいグループが度々でた。
 気を良くして新しい6PPC BRライフルも買い道具も最新をみんな揃え、
 ベンチレスト射撃に関する多くのノウハウ書物も読んだ。
 しかし、反対に成績は悪くなる一方・・・ただ練習、練習で解決するのか・・・
 または更なるバレル、ブレットを含めた装具の更新が解決に導くのか?
 ベテランのかた、このような時はどうしたらいいのでしょう。タスケテクレ〜
***6BRー>PPC−>スランプー>Wild Shotさんにタスケテクレ〜 の過程は、私にそっくりです。